バブルを知るための基礎知識バブルを知るための基礎知識

最近では経済に関する本がたくさん出ています。経済のことを知っておくと、お金によって生活や精神に左右されることを防ぐことができます。ここではバブルを知るための経済に関する用語を解説します。

お金とは何か?

お金がない社会では、物々交換が行われていました。お互いに持っているものを欲しいものが一致している場合、交換することができます。けれど、交換する相手を見つけるのは難しいものでした。そのため、貝殻・石・米・麻布など、誰もが欲しがり、価値のあるものをお金の代わりとして交換できるようになりました。のちに金や銀、銅を使ってお金が作られるようになりました。

お金の価値とは?

日本のお金は、日本銀行(日銀)で発行しています。日本銀行では、お金の価値を安定させたり、銀行のためにお金の準備をしたりしています。たとえば、景気が良いときは物がたくさん売れて、お金の流れる量も増えます。お金の流れる量が増えると、お金の価値は下がります。物価が上がってお金の価値が下がることをインフレーション(インフレ)といいます。反対にお金の流れる量が減って物価が下がり、お金の価値が上がることを、デフレーション(デフレ)といいます。日本銀行はお金の流れる量を調節して、お金の価値を安定させています。また、銀行は預かったお金をすべて持っているわけではなく、人やほかの金融機関に貸すなどをしているため、必ず預金者のお金をすべて持っているわけではありません。急に高額のお金を引き出す人が増えれば、銀行はお金がなくなってしまいます。そういうときのために、日本銀行は銀行にお金を渡せるように準備をしているんですね。

公定歩合上げる→金利が上がる→お金を使わなくなる→物価が下がる→公定歩合下げる→金利が下がる→お金を使うようになる→物価が上がる→公定歩合上げる…繰り返し

※公定歩合…日本の経済状況を見ながら調節する金利のことをいいます。

インフレーション、デフレーション

インフレーションとは?

お金の価値が下がるとは、どのようなことをいうのでしょうか。物価が上がるため、同じものを欲しいと思っても、これまでの金額では物が買えなくなってしまうということになります。好景気→物が売れる→物価が上がる→会社の収入が上がる→個人の収入も上がる→物を買う→物価がさらに上がる

インフレがずっと続くとどうなってしまうのかというと、

  • 安いうちに物を買っておこうと考える人が増えて、インフレが続いてしまう。
  • 自分の家や土地といった資産の価値が安くなったように感じる。
  • お金の価値が下がるので、貯金をしたいと思わなくなる。

といった問題が起こってしまいます。

デフレーションとは?

では、お金の価値が上がると、どのようなことになるのでしょうか。物価が下がるので、少ないお金で物が買えるようになります。しかし、このときは不況になっていることが多く、消費者の財布のヒモはきつく締められている状態です。ですから、物を売るほうとしては買ってもらいたいので、値段を安くします。使うお金の量が少なくなってお金の価値は上がっていきます。不景気→物が売れない→物価が下がる→会社の収入が減る→個人の収入も減る→物が買えない→物価がさらに下がる

デフレがずっと続くとどうなってしまうのかというと、

  • ローンなど借りたお金がある場合、収入が減っているのに、その借りたお金の金額や利息は変わらなくて、返すのが大変になることもあります。

日本はお金持ちなの?

日本は、テレビや自動車など、良い物を作る技術が発展しました。しかし、石油や鉄鉱石をいった原材料は日本にはありません。そのため、日本は原材料を輸入し、その材料で物を作って輸出してきました。これまで、日本が作ったものをたくさん買ってくれたのが、アメリカだったのです。※現在は貿易相手国の1位は中国がアメリカを上回っています。

日本の輸出相手国(2004年)
1位:アメリカ、2位:中国、3位:韓国
日本の輸入相手国(2004年)
1位:中国、2位:アメリカ、3位:韓国
日本が輸出したもの
テレビ、車、パソコン、ゲーム、アニメ、漫画など。
日本が輸入したもの
石油、材木、ブランド品、魚、小麦など。

景気が良い、悪いとは?

景気が良いときと悪いときの違いとは、どんな違いがあるのでしょうか。景気が良いと、収入が増え、その分たくさん物を買うことができます。収入が増えると、税金も増えます。国は税金が増えると、国債という借金が少なくなって豊かになります。逆に景気が悪いときは収入が減ります。収入が少ない分、税金も少なく収めます。すると、国は国民に借金をして、働く時間を増やします。景気は良いときと悪いときを繰り返しているのです。

円高と円安について

円高…1ドル=100円だとして、外国の車が10ドルだったとします。1.000円で車を買うことができます。外国のものは安く買えて、日本のものは高くて輸出しにくくなります。

円安…1ドル=150円だったとして、さっきと同じ車が10ドルだったとします。1.500円で車を買うことができます。外国のものは高くて買いにくくなり、日本のものは安くて輸出しやすくなります。

経済とお財布の関係

私たちは、収入が増えるとそれだけ欲しい物を買うことができますし、収入が減るとお金を貯めておこうかな、と買うのを我慢します。経済は「期待」「不安」といった心理によって動いています。バブルもまた、期待によって投資され、不安によってはじけてしまったのです。

copyright 2007 バブル崩壊RHAPSODY, all rights reserved.